【新華社上海1月2日】中国上海市疾病予防控制センターは1日、英国からの新型コロナウイルス輸入症例に対し、このほど遺伝子シークエンシングを行ったところ、1人の患者のウイルスがB・1・1・7亜型で、英国で報告されたウイルス変異種の遺伝子と似ていることを発見したと明らかにした。
患者は中国籍で、英国に留学していたが昨年12月13日に英国を出発し、翌14日に上海浦東国際空港に到着。入国後すぐに集中隔離され、16日に新型コロナ感染症(軽症)と確認された。患者は現在、上海市公衆衛生臨床センターで隔離治療を受けており、病状は安定している。
患者と同じ便に乗っていた旅客は全員、規定に従い14日間の隔離観察措置を取っており、期間中に異常は報告されなかった。
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