【新華社鄭州4月27日】中国河南省政府がポーランドやドイツ、英国などの欧州諸国に送るマスクや防護服など医療物資の寄贈式が26日、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の鄭州市貨物積み込み駅で開かれた。
新型コロナウイルス感染症の発生後、鄭州発の中欧班列は欧州と中国を往復して医療物資輸送を担ってきた。2月12日、欧州からの中欧班列が、主に上海市や広東省、江蘇省、貴州省などの新型コロナウイルス治療指定病院の電力設備で使われる開閉装置のターミナルや真空インタラプタなど204件の物資を鄭州市に届けた。
中欧班列は、大量の医療物資を欧州に輸送している。中央アジアと欧州へ運んだマスクや防護服をはじめとする医療物資は4月に入ってからだけで、35ロット、144トンに及んでいる。
鄭州国際陸港開発建設の趙文明(ちょう・ぶんめい)総経理は、新型コロナ対策で鄭州発着の中欧班列は、欧州諸国に必要な医療物資と生活必需品を適時輸送する安全で快速なルートとなっており、中国と欧州や沿線諸国との感染対策協力を推進する大きな力になっていると述べた。
3月末までに、同列車は2917本運行されており、輸送貨物は149万4400トン、金額にして124億1600万ドル(1ドル=約107円)相当を運んだ。
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