【新華社マプト4月27日】モザンビークの大型病院、マプト中央病院(HCM)で24日、中国の四川大学華西医院の専門家によるテレビ電話を使った特別研修が行われ、新型コロナウイルスによる感染症の予防策や診断手法が示された。
研修の目的は、モザンビークの医師や技師、看護師、医療従事者に知識を伝授して新型ウイルス対策を強化することで、今回が2回目の実施となる。
HCMのセサルティーナ・ロレンツォーニ科学教育主任は新華社取材に対して、今回の研修には新型ウイルス感染症の予防や革新的な治療法、治療の手順に関する資料がつまっており、病院の医師たちも対策に必要な技術的、科学的知識を得ることができたと話した。
ロレンツォーニ氏はさらに、入院中の患者や感染が疑われるケース、対応にあたるチームと部門のマネジメント手法も紹介してもらったので、医師たちも感染拡大に対処し、闘う準備ができているとも述べた。
HCMは中国によるオンラインサポートや医療物資の提供を受けており、さらに中国の援助で外科センターを建設している。ロレンツォーニ氏は、中国とは実りある協力関係を築けていると話し、今回の研修を基準に、州内のほかの医師にもトレーニングを施していきたいと語った。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。