【新華社ベルリン9月27日】世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長は25日、ドイツのベルリンで貿易戦争は世界経済の成長にとって深刻な脅威となり、世界のあらゆる地域に被害が及ぶとの見方を示した。
アゼベド氏は同日、「ドイツ産業デー」のイベントに出席した際「すでに警告灯が点灯している」として、もし貿易の情勢が緊迫の度合いを高め続ければ、世界の安定や雇用、経済成長にとってさらなる脅威になるだろうと警告した。
アゼベド氏はまた、全面的な貿易戦争が勃発すれば、世界経済に重大な影響を与えるとし、貿易戦争に勝者はおらず、世界の隅々にまで影響が及ぶと強調した。
その上で、関係各国は断固としてWTOを支持し、ルールに基づく多角的貿易体制を維持するよう努め、保護貿易主義のまん延を阻止し、貿易衝突の激化を防止するよう呼びかけた。また、各加盟メンバーにWTO改革について早期の合意形成を求めた。
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