4月6日、記者説明会を開催した中国商務部の高峰報道官。(北京=新華社記者/邢広利)(資料写真)
【新華社北京9月29日】中国商務部の高峰(こう・ほう)報道官は27日の定例記者会見で、世界貿易機関(WTO)の権威と有効性が現在挑戦を受けている中、中国はWTOの必要な改革を支持すると表明するとともに改革は三つの原則を堅持すべきだと語った。
高報道官は次のように述べた。
WTOに代表される多角的貿易体制は、保護主義に反対し、貿易の伸びを図り、持続可能な発展を促進する面で代わりのない役割を果たしている。
WTOは決して完全ではなく、特に現在は保護主義と一国主義が盛んになり、WTOの権威と有効性が挑戦を受けている。そのため中国はWTOに必要な改革を行い、多角的貿易体制を時代と共に前に進め、時代の発展に一層応えるものにすることを支持する。
中国は、WTOの改革は次の三つの原則を堅持すべきだと考える。①WTOの基本原則を変えない。それは最恵国待遇、内国民待遇、関税譲許、透明性、特別かつ異なる待遇(S&D)などと貿易自由化の全体的方向で、別のものをつくり、やり直すことはできない。②発展を核心とし、発展途上国のメンバーの合理的要求に配慮する。③相互尊重、平等互恵を踏まえ、順序良く徐々に進め、WTOの存続を脅かす問題を優先的に解決する。皆のことは皆が話し合って進めるべきで、一部メンバーがその意志を他に押し付けることに賛成しない。
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