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国内観光収入は435億元、中秋節連休期間
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-09-25 20:06:35 | 新華社 | 編集: 郭丹

 【新華社北京9月25日】24日夜、中国文化・観光部から得た情報によると、中秋節連休期間中、全国の観光市場需給は安定していたという。中国観光研究院(文化・観光部データセンター)総合通信プロバイダやオンライン旅行サービス業者、各地の観光部門が提供しているデータをみると、中秋節連休(22~24日)に全国で受け入れた国内観光客は延べ9790万人に達し、観光収入435億元(1元=約16円)を実現したもようだ。経済参考報が伝えた。

 文化・観光部の関係責任者は、中秋節連休期間中、中距離・遠距離旅行が減り、短距離の家族旅行が高い比率を占めたとし、各地の名勝、古鎮・旧市街など、伝統的な民俗特色に富んだ観光地が大勢の観光客をひきつけ、また、初めての「中国農民豊作祭り」が農業観光の新たな焦点になったと指摘した。

  中秋節連休に北京市が受け入れた観光客は前年同期比4・7%増の395万4千人、観光収入は11・5%増の1億2700万元だった。そのうち、歴史文化観光型景勝地の観光客は9・7%増の延べ122万2千人。貴州省の場合、全省の監視重点とされる観光地97カ所で受け入れた観光客は延べ254万7200人、チケット収入は4184万3500元、総合的収入は16億8500万元だった。

 中国オンライン旅行業大手の携程旅行網(シートリップ)のデータによると、今年の中秋節連休にホテル予約は前年同期比で300%も膨らんだという。大多数の観光客は周辺観光を選び、最も主要な交通手段は高速鉄道だった。

 ホテル予約ベスト10の国内人気都市は、北京、上海、杭州、アモイ、南京、西安、成都、広州、蘇州、重慶の順だった。そのうち、南京の予約上昇幅は450%、杭州、西安、蘇州、重慶も300%を超えた。

  交通手段の選択では、高速鉄道やドライブが主なものだった。なかでも、高速鉄道の利用率がより高かった。シートリップ創業者の梁建章(りょう・けんしょう)執行董事会主席は、長期的にみて、高速鉄道を利用する国内観光が5分の1を占めるが、価格市場化や支援策が整うことにより、高速鉄道観光は観光経済を1兆~2兆元規模に押し上げるという。

 特筆すべきは、広深港(広州・深圳・香港)高速鉄道が23日に正式に開通したことだ。中秋節に開通が間に合い、高速鉄道による広深港観光へのけん引効果が出始めた。シートリップホテル大学データ研究センターのデータによると、23~25日、香港のホテルに宿泊した国内観光客の前年同期比上昇幅は30%に肉薄し、例年の中秋節の記録を更新した。広深港高速鉄道の開通は最も重要な原因と分析されている。

 

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国内観光収入は435億元、中秋節連休期間

新華網日本語 2018-09-25 20:06:35

 【新華社北京9月25日】24日夜、中国文化・観光部から得た情報によると、中秋節連休期間中、全国の観光市場需給は安定していたという。中国観光研究院(文化・観光部データセンター)総合通信プロバイダやオンライン旅行サービス業者、各地の観光部門が提供しているデータをみると、中秋節連休(22~24日)に全国で受け入れた国内観光客は延べ9790万人に達し、観光収入435億元(1元=約16円)を実現したもようだ。経済参考報が伝えた。

 文化・観光部の関係責任者は、中秋節連休期間中、中距離・遠距離旅行が減り、短距離の家族旅行が高い比率を占めたとし、各地の名勝、古鎮・旧市街など、伝統的な民俗特色に富んだ観光地が大勢の観光客をひきつけ、また、初めての「中国農民豊作祭り」が農業観光の新たな焦点になったと指摘した。

  中秋節連休に北京市が受け入れた観光客は前年同期比4・7%増の395万4千人、観光収入は11・5%増の1億2700万元だった。そのうち、歴史文化観光型景勝地の観光客は9・7%増の延べ122万2千人。貴州省の場合、全省の監視重点とされる観光地97カ所で受け入れた観光客は延べ254万7200人、チケット収入は4184万3500元、総合的収入は16億8500万元だった。

 中国オンライン旅行業大手の携程旅行網(シートリップ)のデータによると、今年の中秋節連休にホテル予約は前年同期比で300%も膨らんだという。大多数の観光客は周辺観光を選び、最も主要な交通手段は高速鉄道だった。

 ホテル予約ベスト10の国内人気都市は、北京、上海、杭州、アモイ、南京、西安、成都、広州、蘇州、重慶の順だった。そのうち、南京の予約上昇幅は450%、杭州、西安、蘇州、重慶も300%を超えた。

  交通手段の選択では、高速鉄道やドライブが主なものだった。なかでも、高速鉄道の利用率がより高かった。シートリップ創業者の梁建章(りょう・けんしょう)執行董事会主席は、長期的にみて、高速鉄道を利用する国内観光が5分の1を占めるが、価格市場化や支援策が整うことにより、高速鉄道観光は観光経済を1兆~2兆元規模に押し上げるという。

 特筆すべきは、広深港(広州・深圳・香港)高速鉄道が23日に正式に開通したことだ。中秋節に開通が間に合い、高速鉄道による広深港観光へのけん引効果が出始めた。シートリップホテル大学データ研究センターのデータによると、23~25日、香港のホテルに宿泊した国内観光客の前年同期比上昇幅は30%に肉薄し、例年の中秋節の記録を更新した。広深港高速鉄道の開通は最も重要な原因と分析されている。

 

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