【新華社フフホト9月16日】中国内モンゴル自治区フフホト市で13日に開かれた「中国第5回モンゴル学国際学術シンポジウム」で、中国のモンゴル学研究は現在、方法が多元化、現代化の傾向にあり、資料はモンゴル文字資料や漢文資料への依存から、多くの民族文字や外国語資料、データバンクを利用する方向へと発展し、新たな発展の時期を迎えていることが明らかになった。
モンゴル学はモンゴル族や同民族と相同性のある民族の歴史文化を研究対象とした総合的な学科で、幅広い国際的影響力を持つ。今回のシンポジウムでは、中国、モンゴル、米国、ロシア、日本、フランスなどの国々から180人以上のモンゴル学専門家が集まり「モンゴル族文化と現代文明」をテーマに深い討論を展開した。
中国モンゴル学学会の金海(きん・かい)秘書長は、新たな技法を活用してモンゴル学の貴重な文献の整理や校勘を進める新たな研究がここ数年、多くの研究者を引きつけていると語った。
モンゴル族の現代文学の研究も力強い発展を遂げ、多元化や多様化の傾向がはっきり見て取れる。中国のモンゴル族現代文学研究は、文学の実体研究が深く発展し、学科を超えたクロスオーバー研究も盛んで、新理論や新手法、新観点を採用した革新的な研究が新たな流れとなり、時代と共に発展する学術理念が表れている。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: