【新華社長沙9月13日】中国湖南省衡陽(こうよう)市衡東(こうとう)県で12日夜、車が広場に突っ込んで市民をはねる事件があり、13日午前10時までに11人が死亡した。44人が負傷し、病院で手当てを受けている。
中国共産党衡東県委員会宣伝部によると、事件があったのは濱江広場で、当時は多くの市民が訪れていた。暴走車は赤いSUV(スポーツ用多目的車)で、運転手の身柄は警察に拘束された。負傷者は地元の4カ所の病院に搬送され、応急処置が行われている。
警察の取り調べによると、運転していた陽(よう)容疑者は以前、麻薬密売や窃盗、傷害などの罪に問われ、たびたび実刑判決を受けており、社会に対する復讐心が生まれていたという。12日夜、陽容疑者は車で広場の人込みに突っ込み、さらに持っていたスコップや匕首(あいくち、短刀)で広場にいた人々を切りつけ、多くの人が犠牲になった。
事件後の処理を適切に行うため、衡東県は郷・鎮と県の直属機関が人員を派遣し、死傷者とその家族に対して一対一、または多対一で対応している。市と県のボランティア組織は活動を組織し、地元の紅十字(赤十字)会も人々に献血を呼びかけている。 事件の処理は現在、秩序をもって行われている。
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