【新華社東京9月17日】中国国務院新聞弁公室が派遣した中国チベット文化交流団が12~15日、日本を訪問した。交流団は滞在期間中、日本の国会議員や仏教界関係者、主要メディアなどと深く交流した。チベット自治区と雲南省のチベット族居住地区の経済・社会発展やチベット仏教の状況、チベット文化発展の見通しの紹介を通じ、日本各界の中国チベット文化に対する理解を深めた。
交流団は14日、東京の国会議員会館で日中友好議員連盟のメンバーと座談会を行った。交流団の団長で中国社会科学院学部委員の郝時遠(かく・じえん)氏はあいさつで、チベット族が担い、受け継いできたチベット文化は中華文化の重要な構成要素であり、高原文化として極めて特徴的と指摘。現在の経済や社会の発展過程でこれらの文化を如何に受け継ぎ、発展させていくかは中国にとっての重要な任務と述べた。
日中友好議員連盟会長の林芳正文部科学相は、日中両国の指導者の交流がこのところ日増しに増加しており、両国関係は再び正しい軌道に戻ったと表明。両国が今回のような交流イベントをさらに多く開催し、日本がチベット自治区と雲南省のチベット族居住地区のチベット文化に対する理解を深めると同時に、日中友好がさらに増進されることを心から期待すると述べた。
交流団は日本の議員らにチベット自治区・雲南省のチベット族居住地区の経済や社会の発展状況を説明し、またチベット族の日常生活やチベット語の仏教経典の収集整理、チベット文化伝承など議員らの質問に答えた。座談会に参加した議員らはチベット文化に興味を示し、機会があればチベット自治区や雲南省のチベット族居住地区などを訪れたいと表明した。
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