【新華社北京8月9日】中国税関総署の最新データによると、2018年7月、中国の鋼材輸出量は前年同期比15・4%減の588万6千トン、1~7月合計は13・6%減の4130万7千トンだった。7月、中国の鋼材輸入量は4・8%増の102万7千トン、1~7月合計は1・1%減の769万8千トンとなった。中国証券網が伝えた。
これについて 鋼材・商品情報サイト「我的鋼鉄網」の徐向春情報総監は取材に応じ、7月の鋼材輸出量は再び600万トン以下に落ち込み、前年同期比も前月比も約15%減った。主因は国内外の価格差にある。7月の輸出は5~6月に受注したものであり、5~6月には中国国内の鋼材価格が下がり止って反発し、国内外の価格差は10ドル(1ドル=約111円)に過ぎなかった。3~4月の50ドルの価格差に比べ遥かに下回ったが、受注量は減った。7月の鋼材輸出量データは再び底入れとなったものだと指摘した。
同氏によると、持続的な人民元安で鋼材の国内外価格差が更に拡大し、鋼材輸出量は小幅に回復し、今後は全体的に600万~700万トン前後の区間で推移するだろうとの見方を示した。
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