【新華社東京７月２８日】在日中国大使館は２６日夜、８月１日の中国人民解放軍創設記念日（「八一建軍節」）式典を開催し、同軍創設９１周年を盛大に祝った。式典には、程永華・駐日中国大使、徐新華・駐日中国大使館付武官のほか、豊田硬防衛事務次官ら日本政府関係者、各国の武官、在日華人・華僑、中国企業代表者など３００人あまりが出席した。
程永華氏は、中国の革命・建設・改革の各事業において同軍の卓越した貢献、地域ひいては世界の平和・安定・繁栄に果たした大きな役割を高く評価した。そして、中国が平和発展の道を着実に進み、協力とウィンウィンを核とする新しい国際関係の構築を推進し、人類の運命共同体づくりに力を注いでいくことを強調した。また、中日海空連絡メカニズムが６月８日に始動したことについて、双方が意見の相違を適切に管理・コントロールし、不測の事態が起こるリスクを下げ、安全保障上の相互の信頼を増進するうえで重要な意義を有していると指摘した。
徐新華氏は、同軍は創設以来９１年間、中国人民の解放のため、国の主権防衛、安全保障、利益の発展、世界の平和安定の維持、人類の進歩促進のために大いなる貢献を果たしてきた。また、軍隊改革の全面的な深化、国際的な責任と義務の積極的な履行、国際交流・協力の参加で多大なる成果を挙げてきた。中日関係が正しい発展へと軌道修正するのに伴い、両国の防衛交流も回復し、強化されると共に、両国が歴史を鏡とし、未来を志向する精神にのっとり、両国関係の安定した発展に向けて新たな未来を切り開き、世界の平和安定に向けて新たなパワーとなることを望むと述べた。
豊田氏は、日中の戦略的互恵関係の発展を強化することは、両国民に幸福をもたらすだけでなく、アジア太平洋ひいては世界の平和安定の一助となると話した。また、今年は日中平和友好条約締結４０周年にあたり、防衛省と自衛隊が日中海空連絡メカニズムを始動したことを契機に、中国側と様々なレベル・分野での防衛交流を強化していくと強調した。 式典は非常に和やかな雰囲気で進み、来賓が続々と同軍創設９１周年に祝賀の意を示し、中国の国防、軍隊改革、建設の成果を評価するとともに、中国が地域や世界の安全・安定維持のために果たしてきた弛みない努力と大いなる貢献を賞賛した。
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