【新華社ヨハネスブルク７月２６日】中国の習近平国家主席は、南アフリカの公式訪問に先立つ２２日、南アフリカのＳｕｎｄａｙ Ｉｎｄｅｐｅｎｄｅｎｔ紙、Ｔｈｅ Ｓｕｎｄａｙ Ｔｒｉｂｕｎｅ紙、Ｗｅｅｋｅｎｄ Ａｒｇｕｓ紙の３紙に「手を携え、共に中国・南アフリカ友好の新時代を切り開く」と題する文章を寄稿した。
寄稿文は南アフリカで大きな反響を呼んだ。地元の各界や主要メディアは、習近平主席の寄稿文は南アフリカと中国の全面的戦略パートナーシップを十分に述べているとし、両国はそれぞれの国情に合った成長の道を模索する過程で、引き続き互いに支えあい、両国友好の新時代を共に切り開くとの認識を示した。
南アフリカのシスル国際関係・協力相（外相）は、南アフリカは中国との全面的な戦略的パートナーシップを非常に重視していると述べた。また、南アフリカ新政府は両国の既存の友好関係の強化を望むだけでなく、両国の協力レベルの更なる向上にも尽力する考えを示した。
ドゥバ国家安全相は、両国は協力パートナーであるだけでなく、兄弟のように親しいと述べた。また、南アフリカは両国の国交樹立２０周年を契機に、両国関係の発展の歩みを振り返り、二国間互恵協力を深化させることを望むと語った。
マハミラ副高等教育相は、習近平主席が寄稿文で示した、両国の教育や文化、科学技術、衛生、青年、婦人などの分野での交流と協力の絶え間ない拡大するという指摘に賛同の意を示した。また、両国間の文化の垣根を越えた対話は、人類運命共同体の構築を推進することができ、両国友好の新時代を切り開くための重要な礎でもあるとの認識を示した。
ＢＲＩＣＳ商工理事会南アフリカ理事会のセルビ事務局長は、習近平主席が寄稿文で示した「互恵ウィンウィンと共同発展」は、南アフリカと中国の経済貿易協力の重要な価値観を示しているとの認識を示した。また、南アフリカは中国企業が南アフリカでの投資を更に拡大し、両国の科学技術の進歩とイノベーションを推し進め、科学技術成果の商業化を促進、イノベーションで発展を駆動させることを歓迎すると述べた。
Ｓｕｎｄａｙ Ｉｎｄｅｐｅｎｄｅｎｔ紙は「ＢＲＩＣＳサミット：最高の契機」と題する社説で、間もなく開催される新興５カ国（ＢＲＩＣＳ）首脳会議は、南南協力の尽きることのない潜在力を含んでおり、革新的な協力と発展を行うまたとない契機だとし、今回の会談が実務的な成果を収め、ＢＲＩＣＳ諸国と世界の発展に貢献することに期待を示した。社説はまた、ＢＲＩＣＳの協力は拡大、深化し続けているとし、その協力メカニズムはグローバルガバナンス体系の現代化を進めるうえで重要な力になるとの見方を示した。
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