【新華社東京7月26日】中日平和友好条約締結40周年を記念し、両国の末永い友好を願う交流イベント「2018中日舞踏国際交流」がこのほど、東京の日本橋公会堂で開催された。会場を埋めた観客は、両国の子どもたちによるかわいらしい演技に激励の拍手を送り、青年舞踊家が生み出す迫力の舞台に酔いしれた。
日本側は、日本舞踊を学ぶ約30人の子どもたちによるオリジナル演目や、男性舞踊家による従来の日本舞踊のイメージを覆す躍動感あふれる群舞「若獅子」などを上演。藤蔭流の家元、藤蔭静枝氏は長唄「黒髪」をしっとりと舞い、400年近い歴史がある日本舞踊の味わいを観客に存分に伝えた。
一方、中国側は舞踏芸術部門の最高峰とされる「荷花賞」や、若手登竜門の「小荷風採」を受賞した舞踊家が、中国古典舞踊や民族舞踊、モダンダンス、バレエなど幅広いジャンルの舞踊を披露。受賞者の圧倒的な表現力とレベルの高さに、観客は何度も引き込まれていた。
また中国側のいくつかの演目には、日本華世芸術学校で舞踊を学ぶ両国の子どもたちも賛助出演し、中日友好の記念となる作品を創り上げた。
本イベントの主催者である中国舞踏家協会の柳斌副秘書長は本番前、取材に対し「今回は準備期間は短かったが、中日双方が協力し、無事にこの日が迎えられた。午後のリハーサルを見学し、表現方法などで中国の舞踊家が日本舞踊に学ぶ部分も少なくないと感じた。将来的には日本の舞踊家による中国公演を実現させたい」と述べた。
中国側の代表団一行は、公演前日には日本舞踊の児童クラスの見学や日本舞踊協会との意見交換など、指導者レベルの交流活動を行った。
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