【新華社北京7月24日】米経済誌フォーチュンの世界企業番付「フォーチュン・グローバル 500」2018が19日、発表された。中国浙江吉利控股集団(吉利控股)は412億ドル(1ドル=約112円)の総収益によって267位に浮上、前年より76ランク上昇した。吉利控股は7年連続で「フォーチュン・グローバル 500」に入っており、この7年で急速な発展を遂げ、順位は208ランク上がった。中国証券網が伝えた。
2017年、吉利控股の売上高は前年比33%増の2782億元、純利益は前年比61%増の188億元、納税額は前年比28%増の344億元。
「フォーチュン・グローバル 500」に入った自動車メーカーは計34社、うち中国企業は6社、吉利控股は唯一の民営企業グループだった。
2017年、吉利控股の販売台数は182万台、傘下の吉利汽車の販売台数は前年比63%増の124万7100台、スウェーデンの商用車大手ボルボの販売台数は57万1600台。
従来の自動車業務を強化したほか、吉利控股はイノベーション・モデル転換に力を入れた。2017年、マレーシアのプロトンおよび英国高級車ブランドのロータス・カーズを買収、運営・管理を担当した。吉利(ジーリー)「iNTEC」ブランドを登場させ、先進科学技術を原動力とするイノベーション企業に変身している。グローバル化途上にあって、合弁会社LYNK&COの設立によるボルボとの提携は新たな段階に入った。米テレフギアを買収、「空飛ぶ車」の開発を模索し始めた。
グローバルに準備を進めると同時に、吉利控股は資源統合を推進、研究開発や調達、製造、マーケティングを含むバリューチェーンのグローバル化および文化理念の向上を実現した。さらにモバイル配車、スマート運転、新エネルギーなどの事業に力を入れ、最先端技術の持続的発展に伴い、吉利控股は伝統的な自動車メーカーからグローバルな技術イノベーション企業へと変身しつつある。
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