【新華社北京7月19日】中国宅配大手の順豊控股股份有限公司(順豊控股)は18日夜、6月の宅配サービス業務経営速報を公表した。6月、同社の売上高は前年同期比29・96%増の75億9500万元(1元=約17円)、取扱個数は前年同期比28・69%増の3億2300万個、1個当たり収入は前年同期比0・99%増の23・51元。中国証券報が伝えた。
6月の統計データによると、宅配便1個当たり収入は23・51元と、前年同期比で約1%増、前月比で0・6元増となった。業界筋は、新規事業の急成長が主な原因で、同社は新規事業の収穫期に入っていると分析した。
順豊控股は2017年から大型荷物、コールドチェーン、国際および市内物流の4つの新規事業を展開、売上高伸び率はそれぞれ79・93%、59・70%、43・70%、363・18%に達しており、特に大型荷物業務は全国の3位に入った。
国家郵政局がこのほど公表した2018年6月の宅配業界情況によると、6月、全国の宅配企業の取扱個数は前年同期比24・2%増の42億3千万個、売上高は前年同期比21・1%増の508億6千万元。取扱個数と売上高において、順豊控股は共に業界平均を超えた。
格付け企業フィッチ・レーティングスによると、大型荷物やコールドチェーンなど、業務多様化における順豊控股の努力は、現有資源をベースにしており、発展の前途も期待できる。順豊控股は多様なサービスで、新規事業分野における優位性を確立し、市場価格決定権を持つことができるという。
順豊控股が公表した経営速報によると、1~6月の売上高は422億9500万元と、2017年の年間売上の59・49%に相当。間もなく宅配の最盛期に入り、業績増加が見込める。
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