【新華社北京７月１７日】中国経済の今年上半期（１～６月）の優秀な成績表が１６日、発表された。中国の２０１８年上半期国内総生産（ＧＤＰ）は前年同期比６・８％増加した。外部環境が非常に複雑な状況で、このような経済成長率を得るのは容易なことではなく、底力をはっきりと示し、市場の自信をさらに強めた。
経済情勢を観察するには、憂患意識が欠かせず、戦略的な見識がより必要だ。国家統計局が発表した成績表から見ると、中国経済の基礎はますます安定している。伸び率が一貫して合理的なレンジにあるだけでなく、全国の都市失業率が３カ月連続で５％を下回り、消費者物価指数（ＣＰＩ）が２％上昇し、市場供給バランスが経済の安定的な運営を支えている。
経済成長をけん引する原動力はますます強くなっている。中国経済をけん引する「トロイカ」（輸出・投資・消費）から見ると、経済けん引の役割において対外貿易はすでに末席まで下がり、上半期には消費の経済への寄与率が前年同期比１４・２ポイント上昇の７８・５％に達している。産業別では、第３次産業の付加価値がＧＤＰに占める割合は５４・３％に達し、サービス業の経済への寄与率は６０・５％となり、「バラスト」効果がさらにしっかり固まった。上半期１日当たりで１万８１００社が新規に登記され、ハイテク産業の付加価値、設備製造業と戦略的新興産業の付加価値が、本業の年間売上が２千万元以上の「規模以上」工業企業の付加価値を上回り、原動力の転換が加速し、経済が質の高い発展に向かっている。
複雑な外部環境の中で今年半分を走り抜けたわれわれは、中国経済のファンダメンタルズが良好であり、大きな潜在力を持ち、強靭性が高く、融通性を持つことをよりはっきりと認識すると同時に、自身の短所もはっきりと認識しており、難関を攻略し困難を克服し、勇敢に毅然として前進する自信を揺るぎないものにしている。
人民には自信があり、発展には継続力があり、国家には未来がある。未来に向かい、われわれは、中国経済が長期的に良い方向へ向かうファンダメンタルズに変わりがなく、内生の原動力が強化され続けていることを見なければならない。中国は人口１３億人以上という世界最大の消費市場を持ち、世界で最も多くの中所得層があり、１億を超える市場主体を持ち、改革開放から４０年かけて作り上げた整った産業チェーンを持ち、世界をつなぐ拡大し続ける「朋友圏」（モーメンツ）もある。課題に直面しても、開放拡大と国内市場のさらなる開拓を通じて、圧力を解消し、実力を強化する自信もある。
不確定性が高まる外部環境と転換・高度化に挑む時期に身を置き、われわれは前進する目標を確固たるものにし、習近平同志を核心とする中国共産党中央の確固たる指導の下、改革開放の深化を不動のものとし、質の高い発展を揺るぎなく推進し、国家の基礎を厚くしっかりと固め、革新と変革の力を集め、自信をみなぎらせ、中華民族の偉大な復興という目標の実現に向かって奮闘、前進しなければならない。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事：
