中国の留学支援サービス企業の新東方前途出国がこのほど市場調査会社や斯芬克国際芸術教育などと共同で北京で発表した「2018中国留学白書」によると、アート留学する学生の数が3年連続で大幅に増加していることが明らかになった。人民日報海外版が報じた。
報告に掲載されている斯芬克国際芸術教育の申請データによると、3年連続で、海外の大学などでアートを専門に学ぶことを選択する学生が約100%のペースで増加している。中国の経済発展と国家間の文化交流の増加、中国の学生の海外の芸術系大学に対する理解が深まっているのにつれて、子供に自分の興味に基づいて、芸術・デザイン系を専門に学ぶことを望む「三高」(高学歴、高地位、高収入)の保護者が益々増えている。また、そうした家庭は、中国では芸術系人材が不足しているのことに目を留めている。海外のアート産業の発展とは依然として差があるため、中国のアート産業にはまだ大きな発展のポテンシャルがあるためだ。
アート留学を申請する中国の学生の多くは、米国や英国、カナダ、オーストラリアなどの大学を選んでいる。また、オランダやフィンランド、日本、韓国といった国々の芸術・デザイン学科の人気も高まりつつある。そんななか、アート留学する中国の学生に最も人気があるのが米国。また芸術学の革新を進めている英国も中国の学生に人気を集めている国の一つとなっている。
(人民網日本語版)
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