【新華社北京５月２７日】中国はわずか１カ月余りで、市場参入を大幅に緩和する一連の開放新政策の実施を加速させた。合弁証券会社への外資出資の許可、保険業参入政策の最適化、自動車・船舶などの製造業における外資出資比率規制撤廃に関するタイムテーブルの発表など、具体的な行動により対外開放に対する固い決意を示した。
中国が４０年にわたる改革開放において信念を持って貫いてきた、大幅な市場参入の緩和と積極的な外資の利用は、新時代の改革開放を深化させ、質の高い発展を推進する重要な道筋でもある。扉をますます大きく開く中国は、開放の拡大を通し革新の活力を湧き立たせ、新しい発展の恩恵を世界と共有することを期待している。
長年にわたる発展を経て、中国の産業競争力は大幅に向上した。成長した中国企業と中国経済は、より広く深い範囲でさらに多くの試練を経験し、一段と広い境地に達することが必要となる。開放型経済の新体制の確立を加速させ、競争を導入し、提携を拡大して初めて、革新エネルギーを湧き起こし、中国経済がさらに高品質な発展に向かうよう推進できる。
開放の拡大は、日増しに膨らむ国民の素晴らしい生活に対するニーズをより良く満たす要求でもある。「年間留学者数６０万人突破」「海外での保険購入」「海淘」（ネットを通して海外のサイトで買い物をすること）のブームはいずれも、現在、金融、介護、教育、医療などの分野に非常に大きな消費ニーズがあり、開放の拡大を通し、国内市場の供給を充実させ、関連サービスの品質向上を推進する必要があることを示している。
開放の拡大は、世界に益をもたらす取り組みでもある。フランス、ドイツ、英国、日本、ヨルダンなどの複数の国の金融機関はこのほど、中国進出を表明した。中国が依然として世界の投資が集中する国であり、中国の開放拡大がより多くの国にさらに多数の新たな機会をもたらすことを表している。
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