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海外進出を加速する中国の宅配便
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-08-06 21:53:31 | 新華社 | 編集: 郭丹

 【新華社深圳8月6日】中国のスマートフォンメーカー、小米(シャオミ)のスマホの原材料を満載した順豊航空のチャーター機が5日午前2時35分、深圳宝安国際空港を飛び立ち、現地のスマホ製造工場に原材料を届けるため、5時間後に4300キロ離れたインド第4位の都市チェンナイに到着した。

 「これまで小米の空輸製品は雲南や重慶などで積み替える必要があった。チャーター便がないので、ばら積みしかできなかった」。中国の宅配大手、順豊速運(SFエクスプレス)の傘下にある順豊航空の劉良浩董事長は、一部の高付加価値の「3C製品」(情報家電)の輸送は安全や時間効率に対する要求が高いが、今回順豊が深圳からチェンナイに初めて直行のチャーター機を飛ばすことで、物流配送の時間効率が大幅に向上したと説明した。

 順豊航空は国内の集荷、専用車による運送から海外への通関手続き、チャーター便の直行まで、一元管理による物流配送ソリューションを顧客に提供している。同社のチャーター便は大阪、ハノイ、プノンペン、ダッカなど海外の都市に就航している。また海外配送サービスは米国、欧州連合(EU)、ロシア、日本、マレーシアなど53カ国・地域に対応しているという。

  中国国家郵政局の統計データによれば、中国の越境配送業務は急増しており、サービス能力も徐々に強化されている。今年上半期の海外と台湾・香港・マカオ向けの配送量は前年同期比43・1%増の5億2千万件だった。

  中国の宅配便は海外進出を加速させており、中国の物流技術とサプライチェーンの管理能力により、世界中が「中国のスピード」を享受している。

  中国国家郵政局の統計データによれば、インドネシアで京東物流の配送サービスは7つの大きな島と483都市に対応しており、注文の85%を1日で配送できる。圓通速逓(YTOエクスプレス)、中通快逓(ZTOエクスプレス)、菜鳥網絡(ツァイニャオネットワーク)などの物流企業は、集荷、保管・配送、積み替えサービスなど一連のサプライチェーンのソリューションを提供でき、世界の主要都市に10日で配送することが可能になった。

  中国郵政と配送企業は海外向けの空輸能力作りを絶えず強化している。順豊速運は複数の国際貨物航空路を開設し、国際航空の物流サービスプラットフォームに投資している。中通快逓はターキッシュエアラインズ、PALエクスプレスと香港で合弁企業を設立し、グローバルな航空輸送サービスの手はずを整えた。圓通速逓は中国航空などと協力して香港国際空港に国際的な物流ハブを構築した。中国郵政は郵政・越境EC(電子商取引)の倉庫や工業団地144カ所を建設し、米国、英国、オーストラリア、日本などの国と地域に11の海外倉庫を建設している。

  国際航空による郵便・宅配便の配送を積極的に推進するため、国家郵政局は越境EC総合実験区のある杭州、鄭州、上海など13都市に無申告通路を開設し、民間航空会社、税関などと協力して通関手続きを簡素化し、時間効率を高めている。深圳空港を例にとれば、通常な貨物の圧倒的多数は、荷物を積んだ車両が国際エアカーゴターミナルに到着してから航空機が離陸するまで、通関にかかる時間は約8時間となっている。

 

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海外進出を加速する中国の宅配便

新華網日本語 2018-08-06 21:53:31

 【新華社深圳8月6日】中国のスマートフォンメーカー、小米(シャオミ)のスマホの原材料を満載した順豊航空のチャーター機が5日午前2時35分、深圳宝安国際空港を飛び立ち、現地のスマホ製造工場に原材料を届けるため、5時間後に4300キロ離れたインド第4位の都市チェンナイに到着した。

 「これまで小米の空輸製品は雲南や重慶などで積み替える必要があった。チャーター便がないので、ばら積みしかできなかった」。中国の宅配大手、順豊速運(SFエクスプレス)の傘下にある順豊航空の劉良浩董事長は、一部の高付加価値の「3C製品」(情報家電)の輸送は安全や時間効率に対する要求が高いが、今回順豊が深圳からチェンナイに初めて直行のチャーター機を飛ばすことで、物流配送の時間効率が大幅に向上したと説明した。

 順豊航空は国内の集荷、専用車による運送から海外への通関手続き、チャーター便の直行まで、一元管理による物流配送ソリューションを顧客に提供している。同社のチャーター便は大阪、ハノイ、プノンペン、ダッカなど海外の都市に就航している。また海外配送サービスは米国、欧州連合(EU)、ロシア、日本、マレーシアなど53カ国・地域に対応しているという。

  中国国家郵政局の統計データによれば、中国の越境配送業務は急増しており、サービス能力も徐々に強化されている。今年上半期の海外と台湾・香港・マカオ向けの配送量は前年同期比43・1%増の5億2千万件だった。

  中国の宅配便は海外進出を加速させており、中国の物流技術とサプライチェーンの管理能力により、世界中が「中国のスピード」を享受している。

  中国国家郵政局の統計データによれば、インドネシアで京東物流の配送サービスは7つの大きな島と483都市に対応しており、注文の85%を1日で配送できる。圓通速逓(YTOエクスプレス)、中通快逓(ZTOエクスプレス)、菜鳥網絡(ツァイニャオネットワーク)などの物流企業は、集荷、保管・配送、積み替えサービスなど一連のサプライチェーンのソリューションを提供でき、世界の主要都市に10日で配送することが可能になった。

  中国郵政と配送企業は海外向けの空輸能力作りを絶えず強化している。順豊速運は複数の国際貨物航空路を開設し、国際航空の物流サービスプラットフォームに投資している。中通快逓はターキッシュエアラインズ、PALエクスプレスと香港で合弁企業を設立し、グローバルな航空輸送サービスの手はずを整えた。圓通速逓は中国航空などと協力して香港国際空港に国際的な物流ハブを構築した。中国郵政は郵政・越境EC(電子商取引)の倉庫や工業団地144カ所を建設し、米国、英国、オーストラリア、日本などの国と地域に11の海外倉庫を建設している。

  国際航空による郵便・宅配便の配送を積極的に推進するため、国家郵政局は越境EC総合実験区のある杭州、鄭州、上海など13都市に無申告通路を開設し、民間航空会社、税関などと協力して通関手続きを簡素化し、時間効率を高めている。深圳空港を例にとれば、通常な貨物の圧倒的多数は、荷物を積んだ車両が国際エアカーゴターミナルに到着してから航空機が離陸するまで、通関にかかる時間は約8時間となっている。

 

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