【新華社北京8月7日】中国遼寧省瀋陽市ではここ数年、旧工業基地の古い成長推進力を新しい推進力へと転換している。その効果も目立っており、今年の上半期、瀋陽市の一定規模以上工業企業(年商2千万元以上の工業企業)の付加価値は昨年同期比で11・5%増加した。工業の36業界中、28の業界の付加価値がプラス成長し、ハイテク産業の付加価値は同23・2%増加し、戦略新興産業の付加価値が同17・6%増加した。
遼寧省統計局が発表した上半期の経済運行データによると、上半期、瀋陽市の新しい成長推進産業の発展は速やかで、新エネルギー車(NEV)、産業ロボットなどの新興製品をはじめ、新しい成長推進力が絶えず拡大した。
中でも、瀋陽市総付加価値にハイテクの占める割合は11・7%、成長率は昨年末比で2・6ポイント高い23・2%で、瀋陽市の一定規模以上工業企業の成長率より11・7ポイント上回った。戦略新興産業の付加価値は昨年同期比で17・6%増加し、瀋陽市の一定規模以上工業企業の成長率より6・1ポイント上回った。
昨年10月、瀋陽動力バッテリーセンターの操業開始後、華晨宝馬(BMW Brilliance Automotive)の動力バッテリーセンター二期工事も瀋陽市で着工。華晨集団(ブリリアンス・オートモーティブ)と北汽集団(BAIC)が本格的に戦略協力枠組協議を締結し、NEV産業を発展の重点にする。上半期、瀋陽のNEV産業は速やかに発展し、NEVの生産台数は7535台で昨年の総生産台数より5402台多く、257%増加した。工業生産額は36億元(1元=約16円)で、昨年の生産額より328%増加した。
瀋陽工作機械グループは累計74社とスマート工場建設の協力協議に調印し、そのうち、31社の操業を開始する一方、i5インテリジェント工作機械と関連設備1290台を供給、集積回路装備の生産額は23・6%増加した。
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