【新華社広州5月10日】中国初の「中華白イルカ保護PRデー」活動が8日、広東省珠海市でスタートした。中国農業農村部漁業漁政管理局の韓旭・副局長は活動の目的について、人々の海洋生態文明の観念の樹立を誘導し、社会の力を結集して中華白イルカ保護の流れを作ることにあると述べた。
中華白イルカは中国の国家一級保護動物で「海のパンダ」の異名を持つ。広東省珠江口中華白イルカ国家級自然保護区管理局の陳海亮局長によると、中国は世界で最も重要な中華白イルカの生息地で、中でも粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)の珠江河口には、世界最大規模の中華白イルカの群れが生息しており、その数は2千頭以上に上る。
陳局長は、海洋開発が進むにつれ、中華白イルカの生息地が縮小し続け、その数も減少し続けていると説明。種の存続危機に直面しており、保護活動は一刻の猶予もないという。 広東省海洋・漁業庁の何少青・副庁長によると、各方面の中華白イルカ保護の積極性を引き出すため、同省が香港とマカオと共に保護連盟を結成する準備を進めている。さらに、中華白イルカの生態調査の強化や種のデータベースの構築、監視ネットワーク体制の確立によって、監視と環境保護の管理体制を強化し、保護活動を拡大する。
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