【新華社サンフランシスコ5月9日】米国の華人団体「百人会(Committee of 100)」が先日、カリフォルニア州シリコンバレーにあるサンタクララで第27回年次総会を開催した。参加者は中米経済貿易関係や、世界の経済成長に対する「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想の影響、イノベーション分野での両国協力などの議題について踏み込んだ研究討論を行った。
今回の年次総会のテーマは「シリコンバレー:米国と中国の懸け橋」で、中米関係分野や在米華人社会で重要な影響力を持つ政治、ビジネス、学術、テクノロジー界の代表者500人以上が参加した。
米国の元国防長官補で、ブラウン大学の上級研究員であるチャス・フリーマン氏は年次総会で基調講演を行い、米国の現在の重商主義や経済・貿易紛争は、米国人が代々努力して築いてきた世界多国間メカニズムを破壊し、排外主義や保護主義が米国の利益を著しく損なっており、華人を含む全ての米国人は一致団結してこれらの偏見と闘わなければならないと述べた。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群総裁は基調講演で、AIIBは経済発展が比較的遅れた地域がインフラ建設を強化することに協力し、経済発展を促し、より多くの貿易機会を生み出し、先進国もその利益を得られると指摘した。 百人会は1990年に設立され、中国と米国の民間相互理解と交流の強化に注力している。各分野での優れた実績を持つ米国籍華人150人以上の会員で構成されている。
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