【新華社北京4月25日】専門家と業界関係者によると、貨物輸送業には自動運転技術を発展させる経済的動機があり、物流分野で自動運転の大規模な商用化や普及が見込まれる。経済参考報が伝えた。
清華大学インターネット産業研究院の劉大成副院長によると、自動運転は貨物輸送で最も進展が速く、すでに埠頭(ふとう)で正式にテストされ、技術もほぼ成熟した。インターネットと人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウドコンピューティングで構成されるハイテク自動化の全く新しい領域に物流業は直面しているという。 関連データによると、自動運転トラックは輸送コストの半分を削減するという。米コンサルタント会社マッキンゼー・アンド・カンパニーは「10年以内に貨物の80%は自動運転トラックで運ばれるようになる」と予測した。
劉副院長は「自動運転は物流企業間の競争を激化させ、企業の合併・買収(M&A)や連合を促し、企業の競争力を高め、物流業のコスト削減と利益改善を実現する」と述べた。 専門家と業界関係者によると、自動運転は貨物輸送や物流分野で真っ先に商用化される見込みだが、全面的な普及にはまだ時間が必要だ。技術を完全なものとするほか、法制面の課題解決も急がれる。
中国交通運輸部科技司の龐松・司長は以前、「中国の自動運転技術はまだ成熟していない。現在のスマートシティーの建設レベルでは自動運転の大規模な活用を支えられず、車のスピードや位置の認識、走行コース設定などのスマート制御を含む交通システムや道路管理システムづくりが課題だ」と語った。
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