【新華社瀋陽4月25日】中国遼寧省財政庁からの情報によると、農村発展を奨励し、県域経済の発展と農村振興戦略の実施を推進するためにこのほど、遼寧省は「県・郷の財政管理制度の補完に関する意見」を発表した。
「意見」では、①郷鎮(農村)に所得と財力を重点的に投入し、適切な所得はすべて郷鎮に委任し、郷鎮の固定所得とする②県・郷が共有する所得に関しては郷鎮の分配率を高める③2018年から3年間の新規増加資金をすべて郷鎮に回す④地域の事情に基づき、「分税制」(国のすべての税を中央と地方政府の間で分けることで、中央財政と地方財政の所得範囲を決める財政管理制度)を実施し、郷鎮の発展原動力を推進するーとした。
郷鎮財政の保障能力不足の問題について、「意見」では、①任務・職責と支出責任をはっきり分けた上で適度に支出責任を上部機関が担い、郷鎮教師の賃金を県クラス財政の支出内容に盛り込む②県クラスの財政は移転支払い制度を構築・完備し、困難な郷鎮を重点的に優先配慮する③省・市財政は県クラス財政への移転支払いをさらに強化するーと述べた。
郷鎮財政管理がいまだに規範化されていない問題の解決のため、「意見」では、①郷鎮財政収支管理を強化し、予算の作成、予算の執行、業績管理、財政監察の一本化した管理システムを構築する②郷鎮発展目標管理を強化して業績審査制度を構築し、有力な目標管理システムをつくり上げるーとした。また、全省の郷鎮を全面的にカバーするために同「意見」では設立した郷鎮の区クラス政府も同「意見」に基づくよう要求した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: