【新華社北京4月15日】騰訊雲(テンセントクラウド)が中国重慶市に設けるインダストリアルインターネット・スーパーコンピューティングセンタープロジェクトがこのほど、契約締結を完了した。テンセントクラウドと重慶市経済貿易情報化委員会、両江新区管理委員会、長安汽車との提携事業で、長安汽車のインダストリアルデザインのシミュレーションニーズに応じてテンセントが投資建設する革新プロジェクトとなる。中国証券網が伝えた。
重慶市に設けられるスパコンセンターを拠り所として、テンセントクラウドは長安汽車と共同で、スマートカーのインダストリアルデザインクラウド、長安系マーケティングビッグデータプロジェクトを立ち上げる。さらに長安汽車のインテリジェントコネクテッドカーや新エネルギー車などの事業に向け、資源やサービスのサポートを提供する。
また重慶の自動車や設備機械、電子情報などの優れた産業基盤に向けて、製造シミュレーションや産業ビッグデータ、人工知能(AI)などの分野でプロジェクトとサービスの連携を進める。
工業にとっての「電力消費量」と同様に、デジタル経済にとっては「クラウド使用量」が重要だ。テンセントはここ数年、クラウド事業に本腰を入れてきた。データによると、2017年だけでも、テンセントクラウドは35省・直轄市と「インターネット+」での戦略提携を締結し、政府との連携プロジェクト150件以上を実施した。
業種別に見ると、スマートリテール分野では、永輝や百麗などの有力小売企業がテンセントクラウドと手を組み、スマートリテールのソリューション「優Mall」を通じて、ヒト、モノ、売り場が一体となったスマートリテールを構築し、効果的で持続的な運営を促している。テンセントクラウドの担当責任者の胥彪氏によると、百麗、永輝など数多くの協力パートナーは、テンセントクラウドがまもなく5月に開く「クラウド+未来 広州サミット」で提携の成果を公開する予定だ。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事