【新華社北京4月9日】米国の宇宙関連企業がこのほど、世界初の「宇宙ホテル」を建設すると発表した。2022年開業予定で、宿泊料金は1泊約79万ドル(1ドル=約107円)を見込む。
米国のスタートアップ企業「オリオン・スパン」は同社のホームページで、2021年に宇宙ホテル「オーロラ・ステーション」を打ち上げる計画を明らかにした。宇宙ホテルは地表から約320キロの軌道を飛行し、90分ごとに地球を1周する。開業は2022年となる予定。
計画はまだ資金調達段階だが、オリオン・スパンは打ち上げ費用なども含めたオールインクルーシブの体験パッケージを発売した。費用は12日間で950万ドル。また、ホテルの予約受付も開始した。予約金は8万ドルだが、取り消した場合、予約金は全額返金される。
宇宙ホテルでは高速無線通信サービスが提供され、ツインルームが設けられる。旅行者は無重力、地球の撮影、実験操作、宇宙での栽培、オーロラ鑑賞、1日十数回の日の出・日の入りを見るなど「宇宙飛行士の生活体験」が可能。だが、旅行者は出発に先立ち、3カ月間のトレーニングを受けなければならないという。
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