【新華社北京２月８日】米国原油の増産に弾みがついたことは、原油相場の悪材料になった。また米国非農業部門雇用者数の伸びにより、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の利上げの観測が強まり、ドル相場が底値から反発し原油相場に圧力をかけた。世界の株式市場は低迷が続き、強気筋が集中する原油市場も価格が下落している。
中国本土のガソリンとディーゼルオイルの価格は、２月９日に２０１８年初めての値下げ予測される。１リットル当たりの値下げ幅は０・１元またはそれ以上とみられ、市民のガソリン代は春節（旧正月）連休中、小幅に下落する見込み。
米国エネルギー情報局（ＥＩＡ）のデータによると、米国の原油生産量は２０１７年１１月、１９７０年以降始めて１日当たり１千万バレルの大台に乗った。ＥＩＡは６日、２０１８年の原油生産量の予測を前月に出した１日当たり１０２７万バレルから１０５９万バレルに引き上げ、２０１９年の予測を１０８５万バレルから１１１８万バレルに引き上た。米国原油の増産は原油価格の値上げを阻む重要な原因になった。
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