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平昌冬季五輪 「氷上・雪上」とも好調な日本選手団、ソチ五輪を上回るメダルに期待
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-02-08 09:18:30 | 新華社 | 編集: 王珊寧

 【新華社東京2月8日】ソチ冬季五輪では8つのメダルを獲得した日本。内訳は雪上競技が7つ、氷上競技が1つと、雪上競技の強さが際立つ結果となった。しかし、今回平昌冬季五輪に臨む日本選手団は氷上、雪上ともにベストを尽くし、ソチ五輪を上回るメダル獲得が期待されている。

  平昌五輪の日本選手団は男子52名、女子71名の合計123名と、国外で行われる冬季五輪では過去最大規模の選手団となっている。

  日本選手団の伊東秀仁総監督は、記者団から今回の目標メダル数を尋ねられ、「複数の金を含む9個のメダル獲得を目指す」との意気込みを語っている。

  こうした日本選手団の自信の源は氷上競技で、特にスピードスケートはこの4年間で大きな成長を遂げている。伊東総監督は「前回のソチ五輪では、日本のスピードスケートはメダルを取れなかったが、現在は非常に実力があり、複数のメダルを期待できる」と話した。今回の日本代表には、短距離と中距離種目で世界トップ選手である小平奈緒と高木美帆の両選手を擁している。平昌五輪日本選手団主将に任命された小平選手は、女子500メートルで国内外24連勝の記録を持ち、女子1000メートルの世界記録保持者でもある。高木選手は女子1500メートルで今季のW杯4戦全勝をマークしており、日本女子スピードスケートが平昌でも旋風を巻き起こしそうだ。

  フィギュアスケートは日本のお家芸ともいえる強い種目だが、今回代表選手は負傷に苦しんでおり実力を発揮できるか懸念する声もある。昨年11月、ソチ五輪男子フィギュアスケートの金メダリスト羽生結弦選手が練習中に足首を負傷し、その後試合には出場していない。男子フィギュアスケートで世界最高得点を更新し続ける日本の王者は、平昌五輪が4か月ぶりの復帰の舞台となるが、そのコンディションはベールに包まれている。女子フィギュアスケートの宮原知子選手も昨年、左股関節の疲労骨折で数か月の休養を余儀なくされ、現在の状態はピーク時にはまだ及ばない。それでも日本のフィギュアスケート代表は選手層が厚く、平昌五輪では依然として見逃せないチームだ。男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手は世界ランキング第2位であり、金メダルを狙える力を持っている。

  さらに伊東総監督は、男子カーリング、女子アイスホッケーもこの4年間で実力をつけており、メダルを狙えるとしている。

  氷上競技のレベルアップとともに、雪上競技も従来の強さを保ち、過去のメダリストが多数出場しており、多くの種目でメダル争いが期待できる。

  スキージャンプ女子の高梨沙羅選手は、日本スキー界のシンボル的な存在であり、今回の平昌五輪でも日本選手団の旗手を務めている。1996年生まれの若い選手だが、スキージャンプW杯でこれまで53勝を挙げており、これは男女最多勝記録に並んでいる。今シーズンはW杯で勝ちがなく、コンディションも思わしくないが、平昌五輪で復活できるかどうか注目が集まっている。

  高梨選手以外にも、欧米の選手と渡り合えるトップクラスの選手がいる。男子スノーボード・ハーフパイプの平野歩夢選手は19歳だが、今季W杯で2勝を挙げており状態は良さそうだ。ソチ五輪ノルディック複合男子の銀メダリストである渡部暁斗選手は依然として実力を発揮しており、ソチ五輪フリースタイル・ハーフパイプの銅メダリストである小野塚彩那選手も昨年フリースタイル世界選手権で優勝しており、平昌五輪では金メダルを狙っている。

  ソチ五輪では日本代表は雪上競技で力を発揮したが、伊東総監督は「平昌では氷上競技も雪上競技も力を発揮して欲しい」と述べた。日本選手団は平昌五輪に自国開催と同じ気持ちで臨み、冬季五輪における過去最高の成績を目指すとしている。

 

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新華網日本語

平昌冬季五輪 「氷上・雪上」とも好調な日本選手団、ソチ五輪を上回るメダルに期待

新華網日本語 2018-02-08 09:18:30

 【新華社東京2月8日】ソチ冬季五輪では8つのメダルを獲得した日本。内訳は雪上競技が7つ、氷上競技が1つと、雪上競技の強さが際立つ結果となった。しかし、今回平昌冬季五輪に臨む日本選手団は氷上、雪上ともにベストを尽くし、ソチ五輪を上回るメダル獲得が期待されている。

  平昌五輪の日本選手団は男子52名、女子71名の合計123名と、国外で行われる冬季五輪では過去最大規模の選手団となっている。

  日本選手団の伊東秀仁総監督は、記者団から今回の目標メダル数を尋ねられ、「複数の金を含む9個のメダル獲得を目指す」との意気込みを語っている。

  こうした日本選手団の自信の源は氷上競技で、特にスピードスケートはこの4年間で大きな成長を遂げている。伊東総監督は「前回のソチ五輪では、日本のスピードスケートはメダルを取れなかったが、現在は非常に実力があり、複数のメダルを期待できる」と話した。今回の日本代表には、短距離と中距離種目で世界トップ選手である小平奈緒と高木美帆の両選手を擁している。平昌五輪日本選手団主将に任命された小平選手は、女子500メートルで国内外24連勝の記録を持ち、女子1000メートルの世界記録保持者でもある。高木選手は女子1500メートルで今季のW杯4戦全勝をマークしており、日本女子スピードスケートが平昌でも旋風を巻き起こしそうだ。

  フィギュアスケートは日本のお家芸ともいえる強い種目だが、今回代表選手は負傷に苦しんでおり実力を発揮できるか懸念する声もある。昨年11月、ソチ五輪男子フィギュアスケートの金メダリスト羽生結弦選手が練習中に足首を負傷し、その後試合には出場していない。男子フィギュアスケートで世界最高得点を更新し続ける日本の王者は、平昌五輪が4か月ぶりの復帰の舞台となるが、そのコンディションはベールに包まれている。女子フィギュアスケートの宮原知子選手も昨年、左股関節の疲労骨折で数か月の休養を余儀なくされ、現在の状態はピーク時にはまだ及ばない。それでも日本のフィギュアスケート代表は選手層が厚く、平昌五輪では依然として見逃せないチームだ。男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手は世界ランキング第2位であり、金メダルを狙える力を持っている。

  さらに伊東総監督は、男子カーリング、女子アイスホッケーもこの4年間で実力をつけており、メダルを狙えるとしている。

  氷上競技のレベルアップとともに、雪上競技も従来の強さを保ち、過去のメダリストが多数出場しており、多くの種目でメダル争いが期待できる。

  スキージャンプ女子の高梨沙羅選手は、日本スキー界のシンボル的な存在であり、今回の平昌五輪でも日本選手団の旗手を務めている。1996年生まれの若い選手だが、スキージャンプW杯でこれまで53勝を挙げており、これは男女最多勝記録に並んでいる。今シーズンはW杯で勝ちがなく、コンディションも思わしくないが、平昌五輪で復活できるかどうか注目が集まっている。

  高梨選手以外にも、欧米の選手と渡り合えるトップクラスの選手がいる。男子スノーボード・ハーフパイプの平野歩夢選手は19歳だが、今季W杯で2勝を挙げており状態は良さそうだ。ソチ五輪ノルディック複合男子の銀メダリストである渡部暁斗選手は依然として実力を発揮しており、ソチ五輪フリースタイル・ハーフパイプの銅メダリストである小野塚彩那選手も昨年フリースタイル世界選手権で優勝しており、平昌五輪では金メダルを狙っている。

  ソチ五輪では日本代表は雪上競技で力を発揮したが、伊東総監督は「平昌では氷上競技も雪上競技も力を発揮して欲しい」と述べた。日本選手団は平昌五輪に自国開催と同じ気持ちで臨み、冬季五輪における過去最高の成績を目指すとしている。

 

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