【新華社太原2月5日】中国山西省の太原駅は今年の「春運」(旧正月の帰省・Uターンラッシュ)期間中、多数のスマートサービスを導入している。顔認証や道案内機能を持つロボット、使用状況を表示したり二次元コードでトイレットペーパーを提供するスマートトイレ、そして自動音声応答、駅構内サービス予約、駅構内・構外案内機能を持つスマート外出サービス微信(WeChat)ミニプログラム…これらの驚くべきハイテクは「春運」圧力の緩和に役立ち、旅客のために快適で便利な外出環境を作り出している。
太原駅初のスマートロボット「原ちゃん」は、顔認証技術を利用して目の前に立つ人の顔が記憶でき、さらに手助けを行うことができる。中国鉄道科学研究院電子計算技術研究所の太原駅駐在経理を務める王忠英氏は「旅客が初めて原ちゃんに会った時に自己紹介するか他人が紹介すると、旅客の情報が原ちゃんの個人識別データベースに記録される。原ちゃんは次にその旅客に会った時、自分からあいさつするため、旅客を喜ばせることができる」と説明している。
「ロボットの原ちゃんはまた、道案内機能を持ち、旅客がパネルで目的地を選択すると、原ちゃんが自動的に最も近いルートを検索し、旅客を目的地の付近まで連れていく」と王経理がさらに説明。移動中には速足程度のスピードで進むことができ、レーザーレーダーや超音波、赤外線を使って周囲の障害物を察知し、20センチの安全距離を保つという。
太原駅第1、第3待合室の中間に新しく設置されたスマートトイレは、多くの旅客の注目を集めている。このトイレに設置された「公共トイレスマート指導管理システム」によって、トイレの外側に設置されたパネルで、詳細な平面図や空き状況、アンモニアモニタリング情報などが確認できる。
また、太原駅では「スマート乗客輸送駅」という微信ミニプログラムを導入した。このミニプログラムの「ステーション・サービス」のページを開き、「サービス予約」から「重点乗客」もしくは「荷物搬送サービス」を選択し、氏名、連絡先、乗車時間、列車番号などを入力すると、サービスの予約が完了。予約情報に基づいてスタッフが手配を行い、乗客の待ち時間を短縮することができる。
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