【新華社北京1月25日】仏小売り大手カルフールは23日、中国ネットサービス大手のテンセント(騰訊控股)、中国大手スーパーマーケットの永輝超市と、戦略的事業提携と投資計画の基本合意に達したことを明らかにした。永輝超市も当日の夜にメッセージを発信しそれを認めた。三社はサプライチェーン統合や科学技術運用、事業権限委譲など通じて、互恵ウィンウィンを目指という。上海証券報が伝えた。
カルフールによると、この投資はカルフール持つの国際小売りノウハウと、テンセントの技術、永輝超市の運営ノウハウ、とくに生鮮スーパーのノウハウを持ち寄る形で行われる。出資後も仏カルフールはカルフール中国の筆頭株主にとどまる。
カルフールによると、今回の戦略的提携により、同社はオンラインでの露出度をアップさせ、オンラインとオフラインのリテール事業の業務成績向上を目指す。またテンセントのデジタルや技術を活用し、新しい「スマートリテール」を開発する。テンセントはWeChat(ウィーチャット/微信)や、WeChatを用いた決済システム「WeChatPay(微信支付)」、データ分析、クラウドコンピューティングなどを提供し、カルフールの客足増加を図る。
テンセントと永輝超市の資本提携は今回が2回目。永輝超市が2017年末に出した公告によると、テンセント傘下の林芝騰訊が永輝超市の株式5%を譲り受け、同時に、テンセントが永輝超市の完全子会社、永輝雲創に追加出資を行い、15%の株式を取得する予定。
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