【新華社ニューヨーク1月9日】これまでラスベガスのコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)は「半分モーターショー」とも呼ばれてきたが、今年も例外ではない開幕を前にすでに多くの新型コンセプトカーが披露され、このうち3つの「先端技術」を導入した代表車種が最も注目を集めている。
「先端技術」その1:スーパー運転体験―BYTON
BYTONのコンセプトカーは今回のCESにおける最大のダークホースの一つとなった。その最新の電動SUV(スポーツ用多目的車)はAmazon Alexaのプラットフォームを利用し、音声と手の仕種による操作を実現した。米国メディアによると、これは運転中のスマートフォンに代わるものになるという。
この車の電池は全く新しい技術を採用しており、30分以内に80%まで充電することができ、一度の充電で402キロメートルの走行が可能だという。
他にも、この車には多くのハイテク製品が搭載されており、その中にはメーターパネル全体を占めるディスプレイや、ハンドルのタッチパネルが含まれ、さらには運転手の心拍や血圧などの健康情報をモニタリングすることさえできるため、業界では「直感型スマート自動車(Smart Intuitive Vehicle)」と呼ばれている。
この車は2019年に中国市場に投入される計画だという。
「先端技術」その2:自動運転―Torc Robotics社
多くの自動運転技術の中でも、Torc Robotics社のAsimov自動運転技術は非常に魅力的だ。この技術でコントロールされたレクサスRX450hの運転効果は突出している。簡単に道路状況を識別し、巧みに方向転換や車線変更などの操作を行うことができ、人間による運転に引けを取らない。米国メディアはこの車の優れたパフォーマンスは、自動運転技術がすでに大衆向けのレベルに達していることを証明していると評価している。
このAsimov自動運転技術は主にレーザー光によるレーザーレーダーで周囲の道路状況を探知し、ナビゲーションにより走行路線を確定するという。
「先端技術」その3:脳波識別コントロール―日産
日産は脳による自動車運転という大胆な技術的試みを進めている。これは脳コントロール技術により運転手の脳波の動きを識別し、ブレーキやコーナリング、加速などの運転行為と結びつけるもので、センサーが脳波信号を受け取ると、車のシステムに伝達される。この反応速度は人間よりも平均0.2-0.5秒速いという。
日産の技術者たちは、たとえ将来自動運転技術が成熟したとしても、人間による運転の価値が引き続き存在すると信じており、これも彼らがこの研究を続ける理由となっている。
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