【新華社カイロ12月13日】エジプトのシーシー大統領は11日、エジプトを訪問したロシアのプーチン大統領と会談した。両国首脳は一連の地域的な関心の高い問題や両国関係について意見を交わした。
シーシー大統領は会談の後の共同記者会見で、双方は両国の政治、経済貿易投資、エネルギー、テロ対策などの面での具体的な協力事項や、米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定する決定が周辺地域に及ぼす影響などを含む地域問題について協議したと述べた。
シーシー大統領は、米国の上記の決定が地域の安全と平和を脅かすとの見方を示した。さらに、国際社会は国際法とエルサレムの地位の問題に関する国連の決議を尊重するべきだと強調した。
プーチン大統領は、ロシアとエジプトの両国は共に、パレスチナとイスラエルが早急に対話を再開し、協議によってエルサレムの地位などの問題を解決するよう呼びかけると述べた。さらに、ロシアは、パレスチナ・イスラエル問題に関する国連安全保障理事会の各種決議を固く守り、パレスチナ・イスラエル和平交渉が再開される前に講じるいかなる措置も「無意味」であり、情勢をさらに悪化させるだけだとの見方を示した。
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