【新華社北京11月13日】ロシアのプーチン大統領は11月11日、「露日平和条約の締結までにはまだ『多くの問題』があり、これらの問題の一部を解決するには『かなりの時間がかかるだろう』」と述べた。
プーチン大統領と安倍首相は10日、ベトナムでアジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議に参加した期間に面会した。安倍首相は面会時に平和条約の締結について触れた。プーチン大統領は、「両国関係は持続的に発展し、政治的対話がより活発化し、経済的繋がりも強化されてはいるが、『とりわけ注意すべき問題が常にある』」と述べた。
プーチン大統領は11日の記者会見で、「平和条約に関しては、未だに問題が多い」と再度表明している。
日本はアジアにおける米国の長期的な同盟国だ。ロイター通信はプーチン大統領の話を引用し、「我々は防衛及び安全保障分野で、日本がその同盟国と行った承諾について注目せざるを得ない状況にある。また、これらの承諾が平和条約交渉のプロセスにいかに影響を及ぼすかについて関心を寄せている」と伝えている。
島嶼問題について、プーチン大統領は、「すぐに解決できる問題もあるが、解決に時間がかかる問題もあるだろう。しかも、この問題は誰が政権を握るかにかかっているのではなく、安倍首相や私、あるいは他の者であっても解決には時間を要するのだ」と語った。
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