【新華社ベイルート11月13日】レバノンのミシェル・アウン大統領は11日、サウジアラビアに対し、レバノンのサード・ハリリ首相が辞任を表明した後、サウジアラビアから一向に帰国しないことについての説明を求めた。
アウン大統領は同日発表した声明の中で、ハリリ首相の辞任には「不明な点と理解しがたい状況」が多数存在しており、レバノンは首相が「国際協定に違反する立場」に立つのを受け入れないと述べた。アウン大統領はサウジアラビアに対し、ハリリ首相が現在までレバノンに帰国しない理由を説明するよう呼びかけた。
アウン大統領はまた、ハリリ首相が帰国して直接状況を説明するまでは、この辞任を受理するかどうか決定しないと述べ、ハリリ首相が迅速にレバノンに帰国するよう促した。
アウン大統領は10日、サウジアラビアの駐レバノン臨時代理大使のワリド・ブハーリ―氏と会見した際にも、ハリリ首相の辞任は「受け入れることができない」と表明した。
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