【新華社ダナン11月11日】アジア太平洋経済協力（ＡＰＥＣ）第２９回閣僚会議はこのほど、『閣僚共同声明』を採択し、アジア太平洋自由貿易圏（ＦＴＡＡＰ）の建設を引き続き推進し、ＦＴＡＡＰ推進の勢いを強化することを強調した。
中国商務部国際司の張少剛司長は１０日、メディアに対するブリーフィングの席で、今回の会議が９日に終了し、地域経済の一体化、包括的成長、中小企業の革新、食糧の安全保障など４つの優先議題について、深く討議を行い、多くの議題において重要な共通認識に達した。全体的には、今回の会議は経済貿易の議題において、ＡＰＥＣの貿易・投資の自由化と円滑化の方向性を堅持し、新たな協力分野を開拓し、ＡＰＥＣ協力における新たな進展を推進したと、指摘した。
同司長は、今回の会議が各参加国に、多国間貿易体制支持のシグナルを送り、ＡＰＥＣの多国間貿易体制に対する支持を再度表明した上、多国間貿易体制を支持するＡＰＥＣの伝統を維持・延長し、世界貿易自由化の推進に原動力を注入したと、語った。
同司長はまた、クロスボーダー電子商取引（ＥＣ）、コネクティビティ、サービス貿易など多くの分野で、各国が実務協力についての共通認識に達したことが、今回の会議のハイライトのひとつであると、述べた。
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