【新華社天津10月31日】(記者/周潤健)最近、新型のランサムウェア「Bad Rabbit」が海外で猛威を振るっており、国家インターネット応急センターは防御策に関する勧告を行った。
今月24日、ランサムウェア「Bad Rabbit」が海外で猛威を振るい始めた。現在主に影響を受けているのはロシア、ウクライナ、ドイツ、トルコなどのヨーロッパ諸国で、被害者の中にはロシアの通信社インテルファクスや、ウクライナのオデッサ国際空港、ウクライナのキエフ地下鉄システムなどヨーロッパ各国のインフラが含まれている。
様々なネットセキュリティ機関が観測と分析を行なった結果、以前に多数の国を席巻したランサムウェア「WannaCry」や「Petya」のように、「Bad Rabbit」も感染した機器を基点として、LAN内の他のコンピュータを攻撃し、「一台が感染すると、すべてが被害にあう」状況となることが分かった。
国家インターネット応急センターによると、このランサムウェアはいまだセキュリティホールを利用した大規模な伝染を行なっていないが、今後セキュリティホールを利用する変種が出現する可能性も排除できないという。
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