【新華社北京10月17日】中国観光研究院の戴斌院長は欧州議会の観光に関する会議で特定テーマの講演を行い、次のように指摘した。ADS協定の調印以降、中国と欧州の観光交流人数は年平均で10.6%増加した。中国を訪れた欧州連合(EU )諸国民の人数は、2016年には延べ310万8100人に、EU諸国を訪れた中国公民は延べ349万1700人に達している。初歩的推計によると、観光は中国に141億7000万ドル、欧州に114億9000万ドルの収入をもたらし、現地の経済成長や雇用に明らかに貢献していることが分かる。中国網が伝えた。
戴斌院長は講演の中で更に次のように指摘した。2004年に中国とEUがADS協定(中国人の不法移民を防ぐ目的で各国と中国の間で結ばれた特別協定)を締結してから、EUは中国公民の海外旅行先となった。それから13年後、双方の政府・業界の共同の努力のもと、中欧は観光交流において世界の注目する実り多い成果を上げてきた。しかし、中国人観光客が今ほど広範囲にわたって欧州に足を運ぶことはこれまでなかった。フランスやドイツ、イタリア、英国、スペインは確かに中国人観光客が欧州旅行の第一候補として挙げる目的地だが、ベルギーやスイス、ポルトガル、ギリシア、トルコ、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、オーストリア、チェコなどでも、中国人観光客の姿を至る所で見ることができる。
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