新華網北京10月16日 中国の海外旅行人数は2016年に延べ1億2200万人、消費金額は1098億ドル、中国海外旅行市場は成長鈍化の様相が見えている。新たな「一線都市」における消費者の海外旅行消費の伸び率は高く、消費力は在来の「一線都市」と肩を並べるものとなった。このほど、北京で発表された「中国海外旅行発展年度報告書2017年」はこう結論付けた。中青在線が伝えた。
この「報告」は中国観光研究院によって組織した専門家チームに作成されたものであり、2003年以降、既に13回と連続的に出版された。同報告書は2016年海外旅行市場の全体状況や観光客出身地に関連する特徴、目的地における消費行動と満足の度合いを示した。
同報告書によると、省(自治区、直轄市)別で見れば、海外旅行者人数が東から西へと、6:2:1という徐々に減った構造を見せたとは言え、中国の西部地域から、観光消費が爆発的な成長力を現し、なかでも、雲南や四川、青海、内蒙古、新疆などの消費の伸びペースは割りに速い。
また、国際便増便やビザセンター増設に伴い、杭州や成都、南京、天津、武漢、重慶、厦門などの新たな「一線都市」の海外旅行者の伸びペースは速く、消費力は上海や北京、広州、深センなど在来の「一線都市」に比肩するものだ。
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