新華網北京10月16日 故宮端門に設置されたデジタル体験ブースでは、バーチャルリアリティ(VR)やヒューマンコンピューターインタラクション(HCI)など現代的なハイテク技術の応用を生かし、古代の養心殿内で行われた昔のイベントの風景を再現することに成功した。会場のスタッフは記者に対し、養心殿は清時代の皇帝の寝宮で、政治活動の中心でもあるが、現在は、古代建築物に対する修理が必要とされ、見学できないが、あえて4つのVR機器で、6カ所のインタラクティブ体験スペースを設置し、「召見大臣(大臣との謁見)」、「朱批奏章((大臣からの上奏書を裁可すること)」、「穿搭清装(清時代の衣装試着)」などの体験を可能にしたのである。
故宮は1420年に建立された世界最大規模、最も完全な保存状態で保存された木造の古建築群である。2016年に故宮博物院を訪れた中国国内及び海外からの観光客は延べ1600万人を超えた。宮廷の塀の一角に登ると、黄金に輝く瑠璃瓦や古代建築が軒を連ねている様子をひと目で見ることができ、多くの海外記者たちの注目を集めている。
(新華社より)
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