新華網上海10月16日(記者/有之炘)近年、全国の各大都市の地下鉄網の規模が急速に拡大し、「地下鉄時代」に入りつつある。それと同時に、完全自動運転技術が国内のますます多くの都市の軌道交通に導入され、スマート都市に「スピードと情熱」を注ぎ込んでいる。
完全自動運転システムでは、列車は出発前にスリープ状態から自動で起動し、セルフチェックを終えた後自動で出庫して本線で時刻表に基づいた運行を開始し、駅間走行、駅での停止、ドアの自動開閉、自動出発、自動折り返しを行い、さらに運行を終えた後は自動で車庫に戻り、自動スリープを行うなど、列車と駅、そしてコントロールセンター間の自動連動を実現することができる。
近年、国内の多くの都市の軌道交通路線が続々と完全自動運転技術の試用を始めている。
カ斯柯信号有限公司(CASCO)首席設計者の汪小勇氏は記者に対し、「完全自動運転システムは安全で信頼でき、路線の通過能力を増大させ、運営の柔軟性を向上させ、運営コストを引き下げるなどのメリットを有している。したがって完全自動運転システムは車両、信号、ホームドア、通信、総合監視制御などの重要設備がより高いスマート化レベルを持つことを必要とし、システムがより高い安全性と信頼性、保守性を備えるには、それに対応する現代化運営管理を備える必要もある。」と説明している。
汪小勇氏は、完全自動運転は人為的ミスがもたらす安全リスクを引き下げ、路線と車両資源の利用率を向上させ、設備の故障が人々の移動に与える影響を減少させており、完全自動運転の普及と応用は、我が国の軌道交通における国際的地位と影響力を大いに向上させるだろうと述べた。
業界の有識者は、ネットワーク化、スマート化、情報化は未来の軌道交通の発展方向であり、完全自動運転の運用はさらに一般的になると見ている。
(新華社より)
関連記事: