新華網東京10月11日(記者/姜俏梅)日本メディアの報道によると、福島地方裁判所は10日、福島原発事故の集団訴訟で、原告側勝訴の判決を下した。福島地方裁判所は、日本政府と福島原発を運営する東京電力の事故責任を認め、原告3800人のうち2900人に賠償金4億9000万円(約2950万元)の支払を命じた。
原発事故後も引き続き福島県に住む住民と県外に避難した住民合計3800人からなる原告団が2013年、集団で提訴し、日本政府と東電に対し、原発事故で受けた影響と精神的苦痛に対して総額160億円(約9億6000万元)の賠償を求めた。
今回の訴訟では、日本政府と東電に津波が発生することを事前に予測する能力があったのかどうか、また国が指定する賠償金などが妥当であるのかどうかが争点となった。福島地方裁判所は最終的に日本政府と東電が原告に賠償金を支払う判決を下したが、原告が訴えた現地の生活環境を回復するという原状回復請求は退けた。
(新華社より)
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