新華網ロシア・ペトロザヴォーツク8月22日(記者/魯金博 廖氷清 史秀麗)第9回BRICS首脳会議が9月に中国福建省アモイで開催される。ロシア・カレリア共和国のアルトゥル・パルフェンチコフ首長はこのほど、新華社記者のインタビューに応じ、カレリア共和国と中国福建省は現在、友好協力パートナーシップ締結を準備しており、アモイ会議期間中に関連する協力協定に署名できるとの見通しを示した。
同首長は、カレリアと福建には多くの共通点が存在し、いずれも豊かな林業や鉱業、観光資源があり、自動化機械や情報技術、文化教育などの分野でも多くの提携の可能性があると述べた。現在、友好協力パートナーシップ締結に関する準備業務は最終段階に入っており、第9回BRICS首脳会議期間中に順調に協定が締結され、また関連協力プロジェクトが速やかに実施されることが期待されている。
BRICS諸国間の協力について同首長は、BRICS新開発銀行によるカレリア共和国内Beloporozhskaya水力発電所事業への融資提供は、BRICS諸国における実務協力の模範であると述べた。Beloporozhskaya1、2号小型水力発電所事業は現在順調に進んでいる。2016年10月に正式に着工し、発電所の総設備容量は50メガワットで、2019年末の竣工を予定している。同首長は、「水力発電所の建設は現地の経済促進に大きな利益をもたらしている。事業建設に参加するのは主に現地の作業員で、現地の雇用を系統的に保証している。」と述べた。
BRICS諸国間の全方位での協力の見通しについて、同首長は非常に楽観的な見方を持っている。BRICSのメカニズムは、加盟国の協力展開、及び各自の経済発展促進のため優れたコミュニケーションプラットフォームを提供しており、将来的にはさらに大きな役割を果たすだろうと述べた。
同首長は「カレリアの水力発電所建設は、まさにBRICSにおける協力成果を具現化したものだ。首脳会議により、我々の相互協力が新たな一歩を踏み出し、新たな1ページが開かれることを信じている。」と述べた。
(新華社より)
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