中国(上海)自由貿易試験区管理委員会の李兆傑副委員長はこのほど行われた「上海対話――芸術が未来を切り開く」をテーマとしたサミットフォーラムで、「上海自由貿易試験区は開設され運営をスタートしてから3年あまりの間に、文化関連企業の運営発展に向けて優れた制度環境と市場空間を提供してきた。現在、同区内にある国家対外文化貿易基地に入居した企業は約500社に達し、ハイテク文化設備や文化芸術品、漫画、アニメゲームなど各種業態をカバーしている」と述べた。
同基地の副理事長を務める上海自貿区国際文化投資発展有限公司の胡環中社長は、「自由貿易区は税関の監督管理をめぐる独自の優位性を十分に利用して、国際市場と国内市場の2つの市場に結びつき、優れた文化製品の海外進出や海外からの導入を推進し、毎年の文化貿易額はすでに300億元(約4910億円)を超えた」と述べた。
胡社長によると、「文化芸術品の取り引きに物理面での着実な保障を提供するため、10億元(約164億円)以上が投入された上海国際芸術品保税サービスセンターが年内に工事を完了する見込みだ。建築物の規模は6万8300平方メートルに達し、世界で最大面積の、先端設備が整い、専門的サービスが提供される芸術品総合的サービス主体になることが予想される」という。
(人民網日本語版)
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