新華網北京8月22日(記者/于佳欣)米通商代表部(USTR)が中国に301条調査を開始したことに対し、中国商務部の報道官は21日談話を発表し、米国側のやり方は世界貿易機関(WTO)の規則を無視し、責任ある態度ではなく、中国側はこのような一国主義かつ保護主義的やり方に強い不満を表すと述べた。
米通商代表部が現地時間の8月18日、「1974年貿易法」に則り、中国に対して301条調査を開始すると発表した。これを受けて、中国商務部の報道官は、米国側は世界貿易機関(WTO)の規則を無視し、国内法によって中国に対する貿易調査を開始したことは無責任で、中国側への非難も客観的なものではないと表明した。
中米両国の元首が米国のマール・ア・ラゴやドイツのハンブルクで会合して以来、中米双方は互恵・ウィンウィンの原則に則り、全面的な経済対話という枠組み内で、二国間の経済貿易議題についてスムーズ且つ建設的な意思疎通と協議を進め、着実な進歩と成果を収めてきた。
同報道官は、次のように指摘した。米国側がこのタイミングで中国に対し301条調査を開始することは、外界に誤ったメッセージを発信することとなり、必ずや米国の産業界を含めた国際社会の断固たる反対を受けるだろう。中国側は、米国側が中国側と共に経済協力一年計画を着実に推進し、早期により大きな成果を獲得するよう努め、引き続き中米経済貿易関係を健全且つ安定した軌道で前進させていくべきだと考えている。
同報道官は、次のように表明した。われわれは、米国側に対し、事実と双方の業界が持つ協力強化の強い希望、そして多国間貿易のルールを尊重し、慎重に物事を運ぶよう促したい。中国側は調査の進展を密接に見守り、あらゆる適切な措置をとり中国側の合法的権益を断固として守っていく。
(新華社より)
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