中国国家統計局が7月27日発表したデータによると、1月から6月までで、中国石炭採掘選炭業は主要業務収入が1兆3353.4億元、前年同期比で37.6%の増加となった。利益総額は1474.7億元で、同1968.3%増となった。
特に注意を要するのは、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の石炭業界同期利益総額がそれぞれ、71.30億元、200.40億元、607.4億元、1082.78億元、1908.84億元であったことだ。
データからは、今年上半期の石炭業界の利益は2012年同期に及ばないものの、5年来の同期最高の利益水準を記録したことが分かる。
石炭業界供給側改革の推進に従って、石炭価格が引き続いて上昇し、石炭業界全体が大きく生まれ変わったと言える。
2017年上半期の決算報告や業績予想から、上場石炭企業の上半期の業績はさらに大幅に増加した。
8月1日、西山煤電の発表した上半期決算報告によると、同社は営業収入で136.33億元を上げ、同58.82%増であった。上場企業の株主に帰属する純利益は9.17億元で同739.31%増。1株当たりの収益は0.29元だった。
冀中能源集団の予測では、2017年上半期の利益は5.2億元から5.8億元で、同5577%から6232%の増加となり、去年の同期利益916万元を遥かに上回ることになる。石炭市場が好調で、石炭産品の価格が前年より大幅に上昇したことが利益の伸びに寄与したという。
ここで注意すべきは、石炭企業の今年上半期の成績が株式投資家をすこぶる満足させた。昨日、石炭株は軒並み上昇した。雲煤能源はストップ高、上海能源は7.97%上昇し、山西焦化は6.30%上昇した。
(チャイナネット)
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