人民解放軍の創設90周年を祝うことをテーマとした閲兵は、習近平主席が初めて野戦条件の下で行った砂原(古くは戦場を指した)での閲兵で、人民解放軍の全体性と革命性の改革を新たに形作った後の新たな姿態の登場となった。内モンゴル自治区朱日和訓練基地で実践訓練に参加した1万2000人の兵士は、訓練場を離れ、すぐ閲兵場へ向かい、戦闘の姿勢で観閲を受けた。
午前9時ちょうど、閲兵式が始まった。勇壮な閲兵曲が流れるなか、習近平主席は野戦閲兵車に乗り、順々に兵士たちを閲兵した。
今回の閲兵はこれまでの儀式的な慣例を打ち破り、徒歩方隊とグースステップ行進を行わず、軍楽隊と合唱隊を配置せず、一般の観覧を行わず、全ての装備には装飾を施さず、野戦の趣を色濃く体現した。
砂原(古くは戦場を指した)での閲兵は、解放軍の実践貫徹要求と戦争に備えて戦うことの体現だ。2013年、習近平主席は、「党の指揮に従い、戦争に勝つ力を持ち、風格が立派な人民軍を作ることは、新たな状況で党の軍事力強化目標だ」との方針をはっきりと打ち出した。習近平主席は、軍隊に戦う力、戦争に勝つと繰り返し強調した。
午前9時30分、200名余りの兵士が党旗、国旗、軍旗を守りながら閲兵台を過ぎ、分列式が始まった。ヘリコプター17機で「八一」の文字標識とヘリコプター24機で「90」の文字を空に描いた。陸上作戦、特殊作戦、防空・ミサイル防衛、海上作戦、空中作戦、総合保障、対テロ・安定維持、戦略的打撃の9つの作戦が、作戦編成、空と地上が一体した形式で順次閲兵台を通過し、閲兵を受けた。
今回の閲兵では、閲兵を受けた600セット余りの装備の半数近くが初めて一般に公開される。今日、人民解放軍は過去の単一な軍隊の基本種別から、様々な軍隊や兵士の種別が合わさり、一定の現代化水準を持ち、情報化スピードを加速させる強大な軍隊に発展した。
午前10時、習近平主席は重要な演説を行い、我々は歴史上のいかなる時に比べても更に中華民族の偉大な復興という目標に近づいたと指摘した。
習近平主席は将兵全員に、党の軍事力強化の思想を更に貫徹し、中国の特色のある軍事力強化の道を堅持し、党の新たな状況での軍事力強化の目標を実現させ、我々の英雄である人民解放軍を世界一流の軍隊にするよう努力すると呼びかけた。
演説の終わりには会場全体に熱烈な拍手が鳴り響き、鳴りやまなかった。灼熱の太陽が輝く中、軍隊は闘志に燃え士気高く、出撃の時を待っている。
90年間の苦難を乗り越えた解放軍は、世界一流の軍隊への新たな道のりを歩み始めた。
(新華社より)
関連記事: