生産ラインでマッチの生産をする明光マッチ工場の作業員(7月27日、撮影/新華社記者 牟宇)
2006年、かつてアジア最大のマッチ生産企業の泊頭マッチ工場が生産停止を発表した。同年、17歳から泊頭マッチ工場で磷を塗る作業をしていた田向農さんは30人あまりの人をかき集め、泊頭市明光マッチ工場を開業した。
現在、明光マッチ工場は従来型の家庭用マッチの生産に加え、暖炉専用のマッチや、コレクション用の工芸品マッチなど様々な用途のマッチを生産している。年間で2万箱以上のマッチが生産され、中国国内市場の他、アメリカ、オランダ、ナイジェリア等の国と地域にも販売しており、昔ながらのマッチ製造業が現代に蘇えらせている。
2009年、泊頭マッチ製造技芸は河北省省級無形文化遺産に登録された。