中国の第8次北極科学観測隊が乗る極地観測船「雪竜号」が28日、ベーリング海の公海域に到着し、1カ所目の作業地点での任務を開始しました。最初に行ったのは、海の表層に存在する漂流ゴミとマイクロプラスチックのサンプリング収集作業です。
科学観測隊は自主設計のサンプリング機材を「雪竜号」後部から海中へ投下し、20分ほどの引網作業を行いました。これにより、200ミリリットルのマイクロプラスチックのサンプルを得たということです。
国家海洋環境観測センターの穆景利隊員によりますと、「雪竜号」の観測隊は港を離れて2日目から、航路周辺の漂流ゴミの状況を観測し始めたということです。東海からベーリング海への航海期間中、漂流ゴミは至る所で確認され、その多くが発泡スチロールとビニール袋、ペットボトルなどで、全体の85%以上を占めているということです。
(中国国際放送局)
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