新華網北京7月28日 26日付けの英科学誌「ネイチャー」電子版に登載したある記事は中国の宇宙科学分野での発展に関する内容で、当記事では、中国がこの分野のリーダーに急速に成長させ、そのうえ関連する国際提携も増えているという。
記事によると、中国は過去数年間で宇宙科学分野において多くの成果をあげている。2013年には月探査機「嫦娥3号」が月面へ着陸し、月面車を運んだ。月面車のレーダー装置はレゴリスを突き抜けることができ、史上かつてない解像度で月の地下構造を観測できる。2016年9月に中国が打ち上げた宇宙ステーションには、いくつかの科学観測装置を搭載した。このほか、この2年間で中国は4回の打ち上げ任務を実施し、天体物理学などの分野に関連する実験装置を宇宙空間へ送り、そのうちの衛星の一つは最先端の量子通信実験を行っている。
記事では欧州宇宙機関のヨーハン=ディートリッヒ・ヴァーナー長官の話を引用し、中国の宇宙科学事業は非常に活発で、非常に革新的であり、「彼らは科学発見の最前線にいる」と述べた。
記事によると、宇宙分野の国際提携からいつも排除されているなど、中国はまだ多くの挑戦に直面しており、アメリカ航空宇宙局は米国の法律により中国と提携できないため、この数年間、中国は米国と提携パートナーを奪い合わなければならない。
(新華社より)
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