中国鉄道総公司は先般、今年上半期の中国の鉄道固定資産投資に関するデータを発表した。それによると、上半期、中国の鉄道固定資産投資は3125億元で、前年同期比で1.9%の増加であった。中でも、政府鉄道固定資産投資は2968億元に達し、前年同期比で1.4%の伸びとなった。
中国工程院院士の王夢恕氏は、「最近の新プロジェクトの着工に伴って、下半期の鉄道建設は再びピークを迎える。全国の鉄道投資は再び新記録を達成する見込みである」と述べた。
中国鉄道総公司は27の鉄道重点プロジェクトの進展状況を発表した、これには、京瀋(北京―瀋陽)高速旅客輸送専用鉄道路線、商丘から合肥、杭州までの鉄道路線、宝蘭(宝鶏―蘭州)高速旅客輸送専用鉄道路線、杭黄(杭州―黄山)鉄道路線など目下、正常に進展しているものを含む。最近、一部の鉄道プロジェクトの建設も始まっている。
7月13日、連雲港から徐州までの新鉄道路線の建設工事が全面的に始められた。このプロジェクトは全長180.03キロで、総投資は281.7億元、建設工期は3年6カ月で、2020年12月の竣工予定である。また、広州から汕尾までの鉄道路線の建設工事も始まり、全長が206.2キロで、国家『中長期鉄道網計画』の「八縦八横(中国全土で南北と東西方向にそれぞれ8本の主要鉄道路線からなる高速鉄道輸送ネットワーク)」の中で、重要な連結路線である。
先般、湖北、陝西、安徽などの省が本省鉄道建設進展状況を発表した。 これにより、武漢―十堰、鄭州―万州などの鉄道プロジェクトの進捗状況が明らかになった。プレフュージビリティスタディを通過したばかりの延安から楡林、西安から安康までの高速鉄道の投資額もすでに明らかになっている。
新しく始まる建設工事では、中国鉄道総公司と安徽 湖北 江西の三省は安慶から九江までの鉄道の初歩的な設計を共同で承認し、9月上旬の工事開始予定である。
黄岡―黄梅鉄道については、中国鉄道総公司はプレフュージビリティスタディの審査を終え、計画では今年末工事開始予定である。荊門―荊州の都市間鉄道は、すでに当該省政府の建設審査に申請済みで、まもなく設計入札募集を展開する。漢口―宜昌鉄道の大福駅と仙桃市を結ぶ都市鉄道区間については、中国鉄道総公司が現在連結案を審査中である。
「第3 4四半期は鉄道プロジェクト承認のピーク期である。現在のところ、8000億元の投資を実現することはほぼ確実である」王夢恕氏はこう述べる。鉄道建設に対しては、多くの部門が積極的であり、政府各部門が鉄道建設の推進の加速を督促してきた。地方においても、さらに多くの鉄道建設項目を勝ち取ることを念願している。全般的に見て、今年の投資額は去年を上回る見込みである。
(チャイナネット)
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